手段が目的化しないマーケティングがしたい
わたしの主な生業は「webマーケター」です。
ディレクターでもなく(ディレクションはすること多いですが)デザイナーでもなく、もちろんエンジニアではなく、マーケター。
会社員としても、フリーとしてもこのお仕事でご飯を食べております。
開業届にもとりあえず「webマーケティング」と書いておきました(笑)。
別の記事でも書いた通り、webマーケティング専業会社(200名規模)でがちにマネジャーもしてたし、いま所属している会社でも「マーケター」と書いてあります。
そんなわたしが違和感を感じていること。
それは、タイトルの通りでマーケティングって、販促したり広告運用することじゃないと思っているのです。
ユーザーが引っかかりそう、な言葉でCVさせるテクニックは、いやそれはそれですごいのだけどマーケティングじゃない。
広告ありき、どこに出すかばかり、広告のKAIZENがメインでプラン立ててると行き詰まる。広告は大事ですが・・・
どうやって届けるか、どの道筋で行くかを考えること自体が、マーケティングだと思う。
もちろん、その道ひとつひとつの中では結構細かい作業もたくさんあります。
ライティングもワイヤー描くのもデザイナーさんにお願いしてチェックするのも、たまにHTMLいじったり、タグマネ勉強して実装してみたり、GAでセグメントを切りまくってエクセル使って分析してみたり。
でも、手段が目的化してることがめちゃくちゃ多いなーって思うんです。
SNS使いたい、とか広告経由で云々、とか。
以前、事業会社でゼロから1年で1000人(平均単価30万円する小売サービス)を全国の実店舗に集客したことがあります。
ここではわたしの思うマーケティングができました。
「どこにお客様がいて、どうしたら見つけてもらえて、好きになってもらえて、来てもらえるのか」
を考えただけ。
商品力も接客力もある会社であり、協力会社さんのおかげなのですけどね。
マーケティングって、戦略というかストーリーを描くことだというのが、わたしの持論なのです。
基本は心の動きを妄想して、ストーリーに乗せて、適切なチャネルや受け皿を用意すること。そこに淀みがなければいい感じになる。
あとはおおむね外れてないか、見落としはないか、分析して確認してみること。
「殺し屋のマーケティング」著者の天狼院書店の三浦さんの考えてるマーケティングに僭越ながら近い感じ。
数値分析も情報収拾も大事だけど、やっぱりそこには感情の動きがあるのです。
そんな感じできょうもコメダ珈琲(おっさんw)にいるのでした。